高圧メラミン化粧板
製品
- メラバイオとフィレンツェエコの違いは何ですか?
- フィレンツェエコは表面層にメラミン樹脂を使用し、コア層にはフェノール樹脂を使用しております。一方メラバイオは表面層にもコア層にもメラミン樹脂を使用した、フェノールフリー商品です。メラバイオは透明なメラミン樹脂をコアにも使用することで、表面の発色が鮮やかで、且つ美しいエッジラインを表現しております。
- メラミン化粧板で鏡面艶はありますか?
- 当社では鏡面艶のことを「G艶」と表記しています。単色の白色・黒色であればメラバイオで、木目柄であればフィレンツェエコでご用意がございます。
- メラバイオとフィレンツェエコの厚みは何mmですか?
- メラバイオは0.9±0.11mm、フィレンツェエコは0.95±0.11mmとなっております。
- メラバイオとフィレンツェエコのサイズは何mmですか?
- 3×6は925×1,840mm、4×8は1,225×2,450mmとなっております。フィレンツェエコはこれ以外にも3×7、4×6、4×7、4×10のラインナップがございます。メラバイオの詳細はこちらのページの製品規格、フィレンツェエコの詳細はこちらのページの製品規格をご覧ください。
※柄によってサイズラインナップが異なります。
- メラミン化粧板の表面硬度はいくつですか?
- 鉛筆硬度(JIS K 5400-1990)で「7H以上」となっております。
- メラバイオまたはフィレンツェエコを屋外で使用することは可能ですか?
- 屋外では使用はできません。紫外線によって大きく色調が変化し、寒暖差でひび割れが発生する恐れがあります。
- 化粧板に保護フィルムは貼られていますか?ない場合は貼ることは可能ですか?
- 汎用品には保護フィルムは貼られておりませんが、特注対応で貼ることが可能です。ご要望の際はカスタマーセンターまでお問合せ下さい。
- バッカーの取り扱いはありますか?
- バッカーの取り扱いもございます。ご要望の際はカスタマーセンターまでお問合せ下さい。
- バッカーで黒や茶色などの色の指定はできますか?
- グレー系のみで、色の指定はできません。
- メラバイオに対応した木口テープやエッジ材はありますか?
- 弊社に木口処理をする部材の取り扱いはございませんので、メラミン化粧板を木口サイズにカットして貼り合わせることをご提案しております。
- メラミン化粧板のSDS(安全データシート)はありますか?
- ございます。こちらのページからダウンロード可能です。
施工場所
- 下地がステンレスの場所にメラミン化粧板を施工しても良いでしょうか?
- メラミン化粧板は収縮しやすく、ステンレスとの収縮差が生じるため施工出来ません。メラミン化粧板のご使用は製品情報のページの「ご使用上の注意」をご覧ください。
その他
- トイレブースの設置工事をしてもらうことはできますか?
- 申し訳ございませんが、工事業者の紹介は出来ません。
不燃メラミン化粧板
製品
- パニートは不燃材料ですか?不燃認定番号はありますか?
- パニートは不燃材料です。不燃認定番号は2.4mm厚はNM-4464(国土交通大臣認定番号)、3mm厚はNM-2808(国土交通大臣認定番号)です。
- パニートのサイズは何mmですか?
- 3×6は910mm×1,820mm、3×8は910mm×2,420mm、3×9は910mm×2,720mmとなっております。
※3×9のご用意がない品番もあります。
- パニートの厚みは何mmがありますか?
- パニートは2.4mmと3mmの2種類をご用意しております。
※2.4mmのご用意がない品番もあります。
- パニートの2.4mm厚と3mm厚では強度は違いますか?
- 引っかき強さや摩耗性といった表面性能に違いはありませんが、施工前の曲げ破壊強度については3mm厚の方が高い数値となります。施工後の強度は同等となります。
- パニートの2.4mm厚と3mm厚の強度以外で違いはありますか?
- 3mm厚よりも2.4mm厚の方が重量が約22%軽い為、持ち運びや施工がし易い商品です。
- 艶によって汚れの落ち易さに違いはありますか?
- パニートの表面はメラミン樹脂で出来ており、汚れが落ちやすく、また汚れに強い素材となっています。艶による汚れの落ち易さに違いはありません。
- パニートの表面に傷がついてしまいましたが、補修材はありますか?
- 補修材のご用意がありませんので、どうしても気になる場合は貼り替えていただく必要があります。
- アルミジョイナーと樹脂ジョイナーはどちらも浴室で使用できますか?
- どちらも使用可能ですが、アルミジョイナーの方が耐久性に優れています。
- パニートの2.4mm専用のジョイナーはありますか?
- 2.4mm専用のジョイナーはご用意ありませんが、2.4mmにも3mm用のジョイナーがご使用いただけます。
- マグネットが貼りつけられるパネルはありますか?
- マグネットが貼りつけられるパネルのご用意はありません。
施工方法
- パニートに穴開け加工をする場合は、木工用のホールソーを使用してもいいですか?
- 木工用でも加工は出来ますが、超硬やバイメタルを推奨します。刃の種類によらず穴開け加工はφ12以上で開けてください。
施工場所
- パニートを施工する際の推奨下地は何ですか?
- 推奨下地は石膏ボード(プラスターボード)、構造用合板(耐水合板)、珪酸カルシウム板、繊維強化セメント板、フレキシブルボード(※)、タイル面(※)、モルタル仕上げ面(含水率4.5%以下、接着強度1.0N/㎟以上、平滑な金ゴテ仕上げ、不陸2mm以下)です。
※は浴室での施工可能下地です。
詳しくはこちらのページの施工説明書をご覧ください。
- パニートは業務用の厨房の壁面で使用できますか?
- 4,600kcal/h以上の調理器具の周りでは使用できません。
- パニートを使用する場合にガスコンロからどの程度の離隔距離を確保すればいいですか?
- ガスコンロ端部から15cm以上離してご使用ください。15cm以上距離が確保できない場合は、30cm以上の高さの防熱板をパニートの表面から1cm以上離して取り付けてください。ただしコンロ周囲の壁面構造は各自治体の火災予防条例などにより規制されています。規制に従った構造として下さい。
- 電子レンジの後ろにパニートを使用しても問題ありませんか?
- パニートの耐熱温度は200℃となっており、電子レンジの放熱は60~70℃程度ですので、電子レンジの後ろにご使用していただいても問題ありませんが、下地にも熱が伝わりますので下地が熱に弱い素材の場合は注意してください。
- パニートはキッチンにも浴室にも使用可能ですか?
- パニートはキッチンにも浴室にも使用可能です。
浴室に施工する場合は、バスルーム専用の施工セットを使用してください。
- パニートは床面にも使用できますか?
- パニートは垂直面用の商品ですので、床面へは使用出来ません。床面へ使用した場合、荷重によって割れたり、滑りやすく転倒する恐れがあります。また柄の層が薄く、摩耗性が低いためスリッパ等での摩擦によって柄が数カ月で消える恐れがあります。
- パニートをコンクリート面に施工できますか?
- コンクリート面に直接貼ることはできないので、石膏ボード等の推奨下地で捨て貼りをした上に施工してください。
- パニートを屋外で使用できますか?
- 屋外で使用すると紫外線によって大きく色調が変化してしまい、寒暖差でひび割れが発生するため、屋外での使用はできません。
- パニートを天井へ使用することは可能ですか?
- パネルの重さで両面テープや接着剤が固まる前に剥がれてしまう恐れがあるので使用できません。また、施工後にパネルが落下する危険があります。
その他
- パニートの施工後のお手入れはどうすればいいですか?
- 表面の汚れは、柔らかい布に水を含ませて軽く水拭きしてください。水拭き後は乾拭きで水分を拭き取ってください。 汚れが取れにくい場合は、アルコール・シンナーなどの有機溶剤で拭き取ってください。
※酸性又は強アルカリの溶剤や研磨剤入りの洗剤を使用すると、表面の変色やキズとなりますので使用しないでください。
ケミカルアンカー
製品
- 接着系アンカーと金属系アンカーとの性能の違いを教えてください。
- 金属系アンカーは拡張部をくさび状態に開かせて固着するのに対し、接着系アンカーは全面接着するため、強度面、振動性に優れ、経時変化もほとんどありません。
- ケミカルアンカーの主成分はどのようなものが使われていますか?
- 変性ビニルエステル樹脂(製品:R・RV・PG・RM・EL350N・ELL150)、エポキシ樹脂(製品名:GL)セメント系主剤(製品名:ML、CX)が使われています。
- 低温時にも早く硬化するケミカルアンカーはありますか?
- 低温速硬型のRMタイプがあります。 -10℃でのRタイプの硬化時間が32時間であるのに対し、RMタイプは2時間で硬化します。
- 可使時間と硬化時間の違いは何ですか?
- 可使時間とは樹脂の硬化反応が始まる時間の目安で樹脂混合からアンカー筋の埋込作業が実施できる時間です。硬化時間とは樹脂注入からアンカー筋に荷重をかけるまでに必要な時間です。
- 接着系アンカーにJIS規格はありますか?
- 現在、接着系アンカーを含むあと施工アンカーにはJIS規格はありません。接着系アンカーの規格としては(一社)日本建築あと施工アンカー協会が実施する製品認証制度があります。
- 一般社団法人 日本建築あと施工アンカー協会の認証取得製品を教えてください。
- 製品名:R・PG・CXにて取得しております。(認証製品の品名は各製品のページ及びこちらのページの製品認証をご参照下さい。
施工方法
- 各製品の施工方法には違いはありますか?
- 各製品によって異なります。(回転打撃方式、打込み方式、回転方式、注入方式)詳しくはホームページ・総合カタログ・技術資料の施工手順をご確認ください。
- 水中施工に最適な製品を教えてください。
- 製品名:R、RVは、水中でも使用でき、空気中と変わらぬ強度を発揮します。
製品名:GLは、水中でも使用できますが、設計式に用いる付着応力度は乾燥孔への施工時と異なります。
詳細はGL技術資料を参照下さい。
ご使用の際は、必ずR・RV・GLタイプ技術資料を厳守して施工してください。
なお、水中施工では空気中の約2倍の硬化養生時間が必要となります。
その他の製品については、弊社カスタマーセンターまでお問い合わせください。
- 孔内から湧水があっても使用することは可能ですか?
- 湧水がある場合は樹脂とコンクリートとの付着が阻害され、強度が著しく低下する恐れがありますので使用できません。
- 上向きに施工ができるケミカルアンカーを教えてください。
- 製品名:R・RV・CX・PG・RM・ML480・EL350N・ELL150・GL450N・GL900Nにて施工が可能です。樹脂流れ止めワッシャーの使用をお勧めします。
- 穿孔時に鉄筋が干渉した場合の対処方法を教えてください。
- 穿孔時にドリルがコンクリート中の鉄筋(配筋)に当り、穿孔ができなくなった(鉄筋干渉)場合の対処方法として次のような方法があります。
方法-① アンカー位置をずらして、別位置への再穿孔を行います。
方法-② 鉄筋に当った時点で、鉄筋との干渉を避け、ドリルを傾けて孔入口はそのままで傾斜穿孔します。
(※傾斜角度は、15°以内とします)。
方法②の場合には、規定以上の樹脂量が必要となるため、まず傾斜孔に所定のカプセルを挿入し、アンカー筋を埋込み、ただちにアンカー筋を引き抜き、さらにカプセルを挿入して再度攪拌作業を行い、鉄筋干渉した垂直孔にも樹脂が行き渡り、孔の空間が完全に充填され樹脂混合物が溢れるまでこの作業を繰り返します。 ※但し、傾斜穿孔の場合は、垂直な穿孔に比ベコンクリート表面よりのアンカー埋込深さが浅くなるため、これによる強度低下を考慮しなければなりません。) またアンカー筋の立て直しが必要な場合は、硬化養生後にパイプをはめて台直しして下さい。
上記対処方法は、必ず設計責任者や現場責任者の了解の上、作業を行って下さい。
- 施工後にアンカーボルトに溶接しても樹脂への熱影響はないですか?
- ケミカルアンカーのアンカー筋の根元部分への溶接は、溶接熱がコンクリート埋込み部分より急速に拡散されるので、樹脂の施工面に露出した部分は溶接により焼け焦げる(炭化する)場合がありますが、一般的な溶接によるアンカーの強度低下等の影響はそれほどありません。ただし、溶接後は常温に戻ってからアンカー筋に荷重を掛けるようにして下さい。
また、アンカー筋の溶接にあたっては、現場責任者の了解の上、作業を行って下さい。
- 曲げ鉄筋(L字型・U字型・フック型)の鉄筋の施工をするにはどの製品を使用すれば良いですか?
- 製品名:ML、PG、EL350N、ELL150、GL450N、GL900Nにて施工が可能です。
- めっきをしたボルトやエポキシ塗装鉄筋を使用しても良いですか?
- アンカー筋に防食が必要な場合は、めっき等で表面処理を施して下さい。表面処理は原則としてクロームめっき、亜鉛めっき、エポキシ塗装鉄筋等とします。 これらの表面処理においてケミカルアンカーのアンカー強度が影響を受けることはありません。
- アンカー筋に油等の付着、及び顕著な汚れのあるものをそのまま使用しても良いですか?
- アンカー筋に油や汚れが付着していると樹脂の硬化あるいは固着が阻害される恐れがありますので除去して使用してください。
- 穿孔時の孔底からのコンクリート厚さはどのくらい必要ですか?
- 孔底を穿孔機械で貫通しないようにするため、孔底から50mm程度を目安にして下さい。
- ケミカルアンカーで内ネジ付きインサートボルトを施工できますか?
- 製品名:R、EL350N、ELL150、GL450N、GL900Nにて施工が可能です。
購入方法・施工依頼
- ケミカルアンカーを購入するにはどうしたら良いですか?
- 弊社の代理店(販売)を御紹介いたします。カスタマーセンター(TEL:0120-19-3501)へお問合せください。
- ケミカルアンカーの施工を依頼するにはどうしたら良いですか?
- 弊社の代理店(工事)を御紹介いたします。カスタマーセンター(TEL:0120-19-3501)へお問合せください。
資格・規制・成績書
- ケミカルアンカーを施工する資格がありますか?
- (一社)日本建築あと施工アンカー協会にて資格認定を行っています。詳しくは(一社)日本建築あと施工アンカー協会(TEL 03-3851-6743)までお問い合わせください。また、当社においても、ケミカルアンカー製品の講習を実施しており、必要なカリキュラムを履修された方には、「講習修了証」を発行しております。
- ケミカルアンカーに含まれている成分が分かる資料はありますか?
- 各製品の安全データシート(SDS)があります。
こちらのページからダウンロード可能です。
- 各製品の樹脂硬化物の物性値を測定した成績書はありますか?
- 第三者機関((一財)化学物質評価研究機構等)による試験報告書、あるいは社内試験による試験成績書があります。
こちらのページからダウンロード可能です。
- 厚生労働省の浸出試験に適合している製品を教えてください。
- 製品名:R・RV・RM・EL350N(変性ビニルエステル樹脂)、製品名GL450N、GL900N(エポキシ樹脂)となります。
硬化後の樹脂からの対象化学物質の浸出量はすべて基準値以下です。
引張強度
- 各製品の許容強度に違いはありますか?
- ケミカルアンカーの各製品により強度計算式が違います。各タイプの技術資料を参照して下さい。
こちらのページからダウンロード可能です。
- カタログに記載のある最大引張強度とはどのような数値ですか?
- 高強度ボルトを使用した社内試験による実験値です。
- 長期・短期荷重とは何ですか?
- 長期荷重とは天井に機器を吊り下げる場合など、持続的に荷重が加わる場合のことです。短期荷重とは地震時や風、波の力など一時的に加わる荷重のことです。
- 強度計算を行う場合、穿孔深さは最低どれだけ必要ですか
- 撹拌不良やコンクリート母材表層の状態によって強度がばらつく為、穿孔径の5倍以上としています。
引張試験
- ケミカルアンカーの引張試験を行ってもらうにはどうしたら良いですか?
- ご購入いただいた代理店及び販売店にご依頼下さい。
- 現場で施工したアンカー筋の引張試験を行う際の確認強度について教えてください。
- 引張試験の確認強度は該当現場によって違うため、特記仕様書に指定された確認強度をご確認ください。
確認強度が不明な場合は、建築耐震補強工事の場合は(一財)日本建築防災協会発行の「既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震改修設計指針」による算出値、それ以外の場合は「ケミカルアンカー設計指針」による算出値を監督者・設計者に提案し、了解の上、引張試験を行ってください。
取り扱い
- ケミカルアンカーの保管方法はどのようにすればよいですか?
- 直射日光を避け、温度(0℃~30℃)、湿度(20%~70%)の環境下にて保管してください。その他、保管上の注意事項については、各製品の取扱説明書をご参照ください。
- 製品の使用期限の確認方法を教えてください。
- R・EL・ELL・GL・PGは小箱、中箱、大箱に記載している使用期限欄をご確認下さい。
その他の製品につきましては、弊社カスタマーセンターまでお問い合わせください。
- 内容物が皮膚・目に付着した場合の対処方法を教えてください。
- 皮膚に付着した場合は炎症を起こす場合がありますので温石鹸水等で洗い落としてください。また、目に入った場合は水で15分間以上洗い落とし医師の診断を受けてください。対処方法の詳細は、製品ごとの安全データシート(SDS)または、取扱説明書をご参照ください。
- カプセルの廃棄処分はどのようにすればよいですか?
- カプセルの場合、金属容器(ガロン缶等)の中にカプセルをいれ、金属の棒で製品を割って細かく潰し、かき混ぜると硬化します。硬化・冷却が完了しましたら産業廃棄物の廃プラスチック区分として自治体の指示に従って廃棄してください。
その際は、必ず保護具を着用の上、屋外等の通気の良い場所で作業して下さい。